とある改修タスクにて、各ページに同様の処理を追加していくものがあった。

同様と言っても、最終的には同様の処理となるよう、それまでの経路には若干の違いは出てくるものだった。


複数ページのタスクは完了し、最後の1ページとなったとき、このページだけは経路が大きく異なるものとなった。

「スタート」「経路」「ゴール」の3つに分けたとき、2つ目の経路を大きく改修した。

しかし、この最後のページについては「スタート」から修正するのがベストだったのだ。

「経路」の修正はこれまでに何度か行ったので、修正が必要と言う前提で取り組んだ。
これが刷り込まれていたのだ。

最終ゴールが同じであればよいので、各ページにはそのページ特有の問題に対して「ゴール」以外の箇所にベストな手を加えるのが理想だった。

(「理想」なだけである。これが正しいということではないと思っている)


この指摘を受けたときに
自分はなんて慣習ややり方に簡単に囚われてしまうのだろう、と少しショックを受けた。

「同じタスク」なんてものはないと常に思うようにし、そのタスク一つ一つに対してのアプローチを多角的に手札を揃え、その手札から最も理に適っているだったり、その組織が持っているコンセプトに合っているかを照らし合わせて切っていかなければならない。

もちろん個々の出しきれる手札の中にはベストなものがなく、他人が持っている場合もある。

そのときには他人の手札のヒントだったり、なんなら手札そのものを見せてもらって、次回からそれを自分の手札として使えるようにしていけばいい。
それがチームだし、組織。